日本酒ソムリエの資格ってどうやって取るんだろう、と思っていますか?
- 飲食店で働くために、日本酒ソムリエの資格を取りたい
- 日本酒の知識を増やして、もっと日本酒を楽しみたい
- 日本酒ソムリエになって、飲みの場を盛り上げたい
日本酒が好きな人なら一度は、日本酒関係の資格を取りたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
実は、「日本酒ソムリエ」という正式な資格が存在するわけではありません。
日本酒の知識やテイスティング能力を持った「日本酒の専門家」のことを総称して「日本酒ソムリエ」と呼んでいます。
では、日本酒の専門家になるためにはどんな資格が必要なのでしょうか?
この記事では、日本酒関連の資格を10個紹介するとともに、それぞれの特徴と取得方法をまとめました。
この記事を読めば、日本酒の資格に関する知識がつき、「日本酒ソムリエ」への一歩を踏み出せますよ。
日本酒ソムリエとは
花の香の超低アル(8%)スパークリング。甘みが強くカクテル感覚で飲めるし、スーパー/コンビニで若者向けに売っても流行りそう。せめて全国販売してたらな、と思う所存。。熊本にお越しの際はぜひ🍾 pic.twitter.com/S4buOncUru
— すず@日本酒ソムリエ (@sksz1115) August 19, 2022
日本酒ソムリエとは、日本酒造りに関する知識があったり、テイスティングの能力があったりする人のことです。
日本酒に関する資格は数多くあるため、「日本酒ソムリエ」と名乗る場合には、それらの資格を取得するのがおすすめです。
資格を持っていれば、日本酒のアドバイスにも説得力が増しますし、飲み会の場を盛り上げることもできます。
また、飲食店の求人には日本酒関連資格保持者は優遇される傾向にあります。
日本酒のプロを目指す方はもちろんですが、日本酒の知識を増やしてもっと日本酒を楽しみたいという人にも資格取得はおすすめです。
日本酒ソムリエを目指すための日本酒関連資格10選
日本酒検定3級おしまい🍶 pic.twitter.com/1246mN9SQo
— あおまつくん (@kuesy0816) August 21, 2022
日本酒ソムリエと名乗るために取得したい資格を10個ご紹介します。
消費者向けからプロ向けまで種類は様々なので、自分に合った資格を選びたいですね。
- 日本酒検定
- 唎酒師(ききさけし)
- 酒匠(さかしょう)
- SAKEDIPLOMA(酒ディプロマ)
- 清酒専門評価者
- 日本酒ナビゲーター
- 国際唎酒師
- 日本酒学講師
- 新潟清酒達人検定
- 酒造技能士
一つずつ解説していきます。
1.日本酒検定
日本酒検定の資格概要
日本酒検定はNPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)が主催する民間資格です。
日本酒の魅力を知り、より日本酒を楽しむための消費者向けの資格となっています。
難易度別に5級から1級まで試験が分かれていて、4級と5級は自宅からオンラインで受験可能。
1級の試験合格者には日本酒名人の認定証が発行され、認定バッヂや合格認定名刺が購入できます。
資格取得へのモチベーションになりますね。
日本酒検定の取得方法
日本酒検定はテイスティング(試飲)による試験はなく、筆記試験でのみ合否が決まります。
受験申し込みはFBOの日本酒検定の受験申し込みページで可能です。
試験対策用の公式テキストや過去問題も同様に公式ページにて購入・ダウンロード可能となっています。
2.唎酒師(ききさけし)
概要
唎酒師(ききさけし)とは日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催している、お客様に美味しい日本酒をアドバイス・提供するための資格です。
唎酒師の資格を取得することで、飲食店などで活躍する場を広げられます。
食品や料理全般の知識や日本酒のテイスティング力も求められるので、日本酒検定よりも実務に沿った資格といえます。
取得方法
試験は一次試験から四次試験まであり、全ての試験で70%以上の得点率でなければ合格できません。
各試験の概要は以下の通りです。
- 一次試験:もてなし・接客のあり方及び食品全般の基礎知識に関する選択式
- 二次試験:日本酒の基礎知識、日本酒の提供・販売の問題点と解決策に関する選択式
- 三次試験:テイスティングを伴う、日本酒の品質評価に関する記述式
- 四次試験:日本酒のサービス、セールスプロモーションに関する記述式
3.酒匠(さかしょう)
概要
酒匠は高いテイスティング能力が問われる唎酒師の上位資格です。
唎酒師を取得したあとにより高いテイスティング能力をアピールしたい方におすすめの資格です。
取得方法
酒匠も唎酒師と同様、受験のみの申し込みができません。
講習会を受講したうえで一次試験〜四次試験のすべてで合格基準を満たす必要があります。
4.SAKEDIPLOMA(酒ディプロマ)
概要
ソムリエとして著名な田崎真也さんが会長の日本ソムリエ協会が主催している、日本酒と焼酎に特化した認定資格がSAKE DIPLOMAです。
比較的新しい資格ですが、田崎真也さんが会長を務めているソムリエ協会の認定資格なので、取得することにより、権威性を高められます。
取得方法
一次試験および二次試験を通過することで合格認定となります。
- 一次試験:コンピュータを利用したCBT方式
- 二次試験:テイスティング及び論述試験
5.清酒専門評価者
概要
独立行政法人 酒類総合研究所が認定する資格です。
認定されれば、日本酒の香りや味の特徴を適正に評価するとともに、日本酒の製造方法や貯蔵、熟成の知識を有する専門家として認められます。
取得方法
清酒官能評価セミナーを修了するとともに、セミナーのカリキュラム中の5つの試験に合格することが必須です。
官能評価の経験を証明する申請書を提出し認定されれば取得できます。
※官能評価とは…五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)で、物の特性を評価する方法のこと。
6.日本酒ナビゲーター
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)の消費者向けの認定資格です。
7.国際唎酒師
海外の方に対しての日本酒のプロモーションする能力があることが認定された場合に保有できる国際的な唎酒師です。
8.日本酒学講師
日本酒や焼酎の専門知識を保有しており、正しく伝えられるお酒の先生として認定されるための資格です。
9.新潟清酒達人検定
新潟清酒達人検定協会が主催する新潟の日本酒のうんちくを楽しむための検定資格です。
10.酒造技能士
清酒の製造に関する知識・技能を保有していることを証明する国家資格です。
関連資格を取って日本酒ソムリエを目指そう
日本酒利き酒師の認定証来た🍶🍶🍶
— 阡 (@18690625box) August 25, 2022
大したご案内は出来ませんが、日本酒普及の為に精進いたします🍶🍶🍶 pic.twitter.com/2j2eCw8VE3
この記事では、日本酒ソムリエを目指すための資格を10個ご紹介しました。
一般消費者向けと、プロ向けや国際的に活躍できる資格など、それぞれに特徴があります。
自分はどんな資格を取得するのがいいか、よく考えて選んでみてはいかがでしょうか。