日本酒は身体に良い?美容に効くは本当か

東洋美人

近年の流行によって、男性・女性問わず幅広い年齢層が飲むようになった日本酒ですが、果たして本当に健康には良いのでしょうか。今回は、日本酒が本当に健康や美容・美肌に良いのか、デメリットがないのか調べてみました。

日本酒を飲むメリット

日本酒には、健康や美肌に関する良い成分が多く含まれています。ここでは、日本酒を飲んで得られるメリットを大きく分けて4つ紹介します。

食欲の増進が期待できる

日本酒は、食前酒や食中酒としても楽しまれています。なぜなら、日本酒に含まれるエチルアルコールが胃の粘膜を刺激するなどして、胃酸の分泌が促進されるからです。

胃酸の分泌によって食欲が増進されることを利用して、食前酒や食中酒として飲まれているのです。

血行の促進効果も

日本酒のアルコールには、アデノシンという成分が含まれています。このアデノシンには血管の拡張効果があるとされており、その結果血流が良くなると言われています。

さらに、血行が促進されることで、肩こりや冷え性を低減されてくれる働きも期待できるでしょう。

美肌成分も含まれている

日本酒の成分中には、製造過程でコウジ酸が含まれています。このコウジ酸は、メラニンの生成を抑制する効果が期待できるとされています。メラニンといえば、シミの原因になるとされる成分のこと。その成分の発生を抑えてくれるとすれば、

肌環境に悩む女性の強い味方であるといえます。

腸内環境を整える効果もある

日本酒は、その見た目からはイメージしずらいですが日本を代表する立派な発酵食品の一つ。酒米に水と麴菌を加えて作られた日本酒は、腸内環境を整える力もあるとされています。

腸は、身体が持つ免疫力の実に60%ほどをつかさどっているとされる大事な器官です。日本酒の発酵過程で生み出された善玉菌を身体に取り入れることで、腸内環境を正常化し、便秘の解消や病気の予防にも繋がるとされます。

日本酒を飲むと太るは本当なのか

結論から言うと、日本酒を飲むと太るというのは間違いです。

日本酒を飲むと太る、というイメージは、日本酒の原料となっているのが米であるからという理由がほとんどです。つまり、炭水化物を摂取することで太ってしまうのでは……というイメージが先行していると考えられます。

しかし、本当に比較しならないのは原料ではなく、カロリーの量と摂取量です。同じアルコール類であるビールと比較した場合、文部科学省が発表している日本食品標準成分表によると、日本酒100mlに含まれるカロリー量はおよそ100キロカロリーであるのに対し、ビールはおよそ40キロカロリーです。

これだけでは日本酒の方が太りやすいのではと感じますが、摂取量を考慮するとそうではありません。日本酒のアルコール度数は多くの場合15度ほど、国内で販売されているビールは5から7度前後となっています。

ここに落とし穴があり、アルコール度数が低ければ低いほど摂取量が増えることがほとんど。日本酒はお猪口に注ぎ、少しずつ飲むのが一般的ですが、ビールはジョッキに注いで一気飲みのようにして飲む方が多いのではないでしょうか。

お猪口一杯の容量がおよそ30ミリリットル、ビールを注ぐ中ジョッキは350~500ミリリットルが一般的な容量です。カロリー量でいえば、お猪口一杯分の日本酒がおよそ30キロカロリーであるのと比較すると、中ジョッキに注がれたビールのカロリー量はおよそ170キロカロリーにも相当するのです。

以上のことから、日本酒を飲むと太りやすいというイメージは、いつの間にかついてしまった間違ったイメージであると言えるでしょう。

健康に悪影響はある?

逆に日本酒を飲むことによるデメリットも存在しています。日本酒にはおよそ700種類にも上る栄養成分が含まれていると言われていますが、広義ではビールやウイスキー、ウォッカなどと同様にアルコール類です。

そのため、飲みすぎてしまえば他のアルコール類と同様に脳卒中を始めとして、肝臓や膵臓に関する病気の発症リスクが高まる可能性が高まるとされています。

ここで知っておかなければならないのが、適切なアルコールの摂取量でしょう。厚生労働省が指標としている1日の適当なアルコール摂取量は、純アルコールで20グラムです。

逆に、平成25年度より始まっている「健康日本21(第二次)」内では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g以上、女性で20g以上と定義しています。

純アルコールの計算は、摂取量(ml) × 度数または % / 100 × 0.8(比重) で求めることが可能であり、この式にあてはめると、日本酒1合で純アルコールが22グラムとなります。

つまり、適切なアルコール摂取量の範囲で日本酒を楽しむのなら一日に一合がぎりぎりの範囲。日本酒がどうというよりは、飲む量自体に気を付けなければならないのです。

健康に良い効能も期待できるが、デメリットも

日本酒には、健康や美肌に良いとされる効能や成分も多く含まれています。食欲の増進や血行促進、整腸作用に美肌成分と嬉しい効果が目白押しです。百薬の長と言われるのも納得できるのではないでしょうか。しかし、逆に飲みすぎてしまえば生活習慣病のリスクを高める可能性が高くなってしまいます。美味しい・好きだからといって飲みすぎず、日本酒と上手な付き合い方をする必要がありそうです。

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