【蔵開きの基礎知識を解説!】日本酒を一番新鮮なタイミングで飲む

酒蔵

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この記事では、蔵開き(くらびらき)について詳しくご紹介します。
  • 蔵開きとは?
  • 蔵開きの時期はいつ頃?
  • 蔵開きの参加方法が知りたい!

日本酒好きなら一度は聞いたことのある単語ではないでしょうか?
でも、蔵開きの意味や時期がいまひとつわかってないという方も多いかもしれませんね。
蔵開きは、無事に新酒の仕込みが終わったことをお祝いするお祭りです。
この記事では、蔵開きに参加する際の注意点もご紹介していますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

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蔵開きの意味・時期はいつ?

日本の伝統行事でもある蔵開きですが、いつするものなのでしょうか。
結論をお伝えすると、一般的には1月11日が蔵開きの日です。
蔵開きは鏡開きの日と同じ日に行われる行事なのです。

鏡開きは「松の内」が終わってから行います。松の内とは、鏡餅や門松(かどまつ)といったお正月飾りを飾っておく期間のことです。
鏡餅は、年神さまにお供えした「おさがり」として、刃物を使うことなく手や木槌(きづち)で小さく分割し、雑煮やぜんざいなどにしていただきます。
刃物を使わないのは、鏡餅が武家の文化だったことに由来しています。神様に感謝しながら食べ、無病息災(むびょうそくさい)、長寿、家内安全などを祈ったとされています。

その鏡開きと同じく 1月11日に行なわれたのが「蔵開き」です。年末に閉じた蔵を新年になって初めて開ける日のことで、商売繁盛を祈願します。こちらも鏡開きと同様に、鏡餅を割って食べたとされています。どちらも新年に行う行事ですが、目的や由来が違うことを覚えておきましょう。

現在の蔵開きは1月11日とは限らず、その蔵によって蔵開きする時期は異なります。中には秋に蔵開きをする酒造もあり、参加する際は事前に確認しましょう。

蔵開きの魅力

 

蔵開きの日は、普段は立ち入ることができない酒蔵の中を見学できます。見学中は酒蔵の方に質問できるのも嬉しいポイント。気になったことはどんどん質問してみましょう!
そして蔵開きの目玉は、なんといっても「しぼりたての新酒」が飲めること!
しぼりたてのフレッシュな生酒は、まさに蔵開きの醍醐味ですね。


蔵開きの参加方法

蔵開きの参加は、基本的に事前予約制です。日程が決まっている酒蔵がほとんどのため、必ず見学の日程・時間・人数を確認して予約しましょう。蔵の見学を行っていないこともありますので、事前に確認しておくと良いですね。合わせて交通機関の確認もしておきましょう。

新型コロナウイルスの影響もあり、オンライン蔵開きを実施している酒蔵が増えてきました。ホームページで「蔵開きセット」といった商品が購入できる酒蔵もあります。実際に蔵開きに行くのが難しい方や、初めての方も、オンラインなら気軽に参加できそうですね。


蔵開きに行く前に必ず知っておきたい5つのポイント!

  1. 泥酔NG
  2. 動きやすい服装
  3. 安全第一
  4. 交通機関の利用

①泥酔NG

蔵開きで泥酔するのは絶対に避けたいです。周りの人に迷惑を書けるかもしれませんし、何よりお祝いの席に水を差してしまいかねません。
泥酔しないためにはお水をたくさん飲みましょう。酒蔵には「和らぎ水」が用意されていることがほとんどなので、意識してお水を摂るようにしましょう。

②動きやすい服装

蔵開きでは、両手が空く動きやすい格好が理想です。試飲やおつまみを食べる時に両手が空いている方が便利だからです。
また蔵内は滑りやすいため、スニーカーなどの滑りにくい靴を選びましょう。

③安全第一

濡れた床やホースなど転倒する危険な箇所もあります。タンクを見ることもできますが、覗く除く際は携帯などの物を落とさないように注意してください。

④交通機関の利用

お酒を飲む方は必ず、公共の交通機関を利用もしくは、お酒を飲まない方に車を運転してもらいましょう。

以上4つのポイントに気を付け、マナーを守って気持ちよく蔵開きを楽しみましょう。

蔵開きを楽しもう!

この記事では、蔵開きの基礎知識と、蔵開きで注意するポイントを解説しました。
蔵開きは江戸時代から伝わる日本の伝統行事です。普段体験できない蔵の中を見学できるだけでなく、その年の新酒を堪能することができる一大イベント。マナーを守って気持ちよく蔵開き体験をしましょう!

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