いつでもどこでも気軽に楽しめるカップ酒ですが、近年かわいくてオリジナリティあふれるデザインのものも増えており、年齢層高めの飲み物というイメージも変わりつつあります。
今回はカップ酒の基礎知識や人気のかわいいカップ酒についてご紹介します。
カップ酒とワンカップの違い
「ワンカップ」は、大関のカップ酒の名称です。実は大関株式会社の登録商標となっており、大関のカップ酒だけをワンカップと呼ぶことができるのです。ワンカップは1964年の東京オリンピックの開会に合わせて発売された、日本初のカップ酒です。日本酒は年齢層の高い人たちが、徳利からおちょこに差しつ差されつ飲むのが一般的だったので、発売当初はあまり普及しませんでしたが、駅や自動販売機での販売などの努力により受け入れられ、今日に至るロングセラー商品となっています。
カップ酒の基礎知識~容量・度数・値段
ここでは、カップ酒の容量や度数、値段などの基礎知識をお伝えします。
容量
カップ酒は、1合(=180ml)の日本酒が入っていることが多いですが、100mlのミニサイズや200mlのものもあります。1合はおちょこ4~5杯分に相当します。
度数
カップ酒の度数は、「ワンカップ大関」が15度、「鬼太郎純吟」が16~17度、「志太泉にゃんかっぷ」が12度、「ずZOOっと旭山」が14.3度というように商品によりますが、12度~17度のあたりだとわかります。
値段
カップ酒の値段は、「ワンカップ大関」が238円、「志太泉にゃんかっぷ」が320円、「(鬼太郎シリーズ)こなき純米」が440円と商品によりますが、おおよそ200円台~500円くらいまでといえるでしょう。なかには、容器自体が高級なので1つ1750円もする「古伊万里カップ酒NOMANNE」という変わり種もあります。
カップ酒のおいしい飲み方
カップ酒は、5~10℃の冷や、40~45℃の常温やぬる燗、45~50℃の熱燗と、さまざまな飲み方で楽しめます。お酒の種類や好みに合わせて試してみてください。
熱燗の作り方
カップ酒を温める方法は、おもに電子レンジか湯煎です。
カップ酒の代表格である大関のHPのワンカップの温め方を参照すると、
https://www.ozeki.co.jp/contact/qa_seishu.html
電子レンジで温める場合は、必ずフタを取って600Wの家庭用電子レンジの場合は1分以内、業務用の1500Wでは20秒以内で温めてください。
湯煎の場合は、60℃以下のお湯につけて湯煎することができます。ただし、お湯とワンカップの温度が42℃以上になると、ガラスが割れる恐れがあるので、高温のお湯につけることや急冷はさけた方がいいでしょう。
ポイントは、電子レンジの場合は火災などに繋がる恐れがあるので、金属製のフタは必ず外すこと、湯煎の場合は、急激な温度変化を避けることだといえます。
飾っても綺麗!かわいいカップ酒おすすめ5選
近年カップ酒コレクターもいるほど、ご当地キャラや動物柄、名産品などのオリジナリティあふれるカップ酒が登場しています。
ここではながめているだけで楽しい気分になれそうなカップ酒をご紹介します。
大人気ご当地カップ酒「ずZOOっと旭山セット」
北海道の旭山動物園をモチーフに、北海道旭川市の老舗高砂酒造のお酒を閉じ込めた、かわいいカップ酒です。
https://wowma.jp/item/270974830
猫好き必見!志太泉酒造「にゃんかっぷ」
ネーミングセンスもナイスでカップもかわいい「にゃんかっぷ」は、静岡県にある志太泉酒造が造っています。昔から酒造りの米をネズミから守る大事な役割があったため、猫をモチーフにしたという熱い想いがつまっています。
https://item.rakuten.co.jp/nakajimaya/set035/
鳥取県ならではのゲゲゲの鬼太郎カップ酒
鳥取県にある水木ロード限定のカップ酒です。(期間限定のネット販売もあります。)
鳥取県の千代むすび酒造が造っており、3つとも純米吟醸の本格的な日本酒です。鬼太郎ファンにはたまらないデザインですね。
https://www.chiyomusubi.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=152
大人気のくまモンカップ酒
熊本県の酒蔵・瑞鷹のくまモンカップ酒です。かわいい見た目の中に、すっきりしてコクのある辛口のお酒が入っています。お土産にも喜ばれそうですね。
https://www.zuiyo.co.jp/products/nihonshu/48/
プレゼントにも!ホンモノの伊万里焼カップ酒
「古伊万里カップ酒NOMANNE」は一般的なガラスのカップではなく、有田焼・伊万里焼の陶器に入っている珍しいカップ酒です。佐賀県の古伊万里酒造が日本酒のよさと伊万里・有田焼の伝統美を多くの人に知っていただきたいとの思いから造ったカップ酒です。
https://sake-koimari.jp/products/nomanne/
まとめ~カップ酒で初心者も気軽に日本酒を楽しもう~
一昔前までは、年齢層が高めのイメージだったカップ酒ですが、現在ではかわいいデザインはもちろん、中に入っている日本酒も本格的なものが多くあります。気軽に楽しめるカップ酒ですので、デザインや味のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?