チェイサーとは?意味と役割を知ってお酒の場をもっと楽しく!

この記事では、チェイサーについて解説します。

  • そもそもチェイサーって何?
  • チェイサーの意味と役割は?
  • チェイサーは水以外でもいいの?

お酒と一緒に飲むチェイサーですが、普段は何となく飲んでいるという人が多いのではないでしょうか。

この記事では、チェイサーの意味や役割を解説します。

チェイサーの意味を知ることで、お酒をより楽しめたり、深酔いを防止できますよ。


チェイサーとは


チェイサーとは、英語の“chase”に由来する言葉であり、「追跡」や「追いかける」という意味です。

このことから、チェイサーとはお酒を飲んだあと、追いかけて飲む飲み物のことを指します。

チェイサーとは水であるというイメージが定着していますが、水以外のソフトドリンクや別のお酒でも、お酒と一緒に飲む飲み物はチェイサーということになります。

 

チェイサーの意味と役割

 

チェイサーの意味と役割について解説します。

 

深酒や悪酔いを防ぐ

チェイサーを飲むことで、深酒や悪酔いを防ぐ効果があります。

アルコールが体内に摂取されると、アセトアルデヒドに変化し、酢酸と水に分解されます。

このような作用の途中で、アセトアルデヒドの血中濃度が高くなってしまうと、悪酔いしてしまいます。

水を飲むことで、体内のアセトアルデヒドの濃度を低減し、内臓の負担を減らして悪酔いを防止できるとされています。

 

胃腸を守る

チェイサーには、強いアルコールから胃を守る働きがあります。

 

脱水症状を防ぐ

アルコールには利尿作用があるため、お酒を飲むと水分が排出されます。

身体から水分が失われると、自覚はなくとも脱水症状を引き起こし、二日酔いを引き起こす原因の一つになってしまいます。

脱水症状を防ぐためにも水分補給は重要です。


味覚を最初の状態に戻す

強いお酒を飲んでいると、アルコールによって舌が痺れたり、本来の香りが分からなくなる場合があります。

そこで、お酒とチェイサーを交互に飲むことで、常に新鮮な味覚を保ち、口の中をリセットできます。

ただし、氷などで冷やされすぎた飲み物では体温が下がり、逆に舌の感覚を鈍くしてしまいます。

そのため、チェイサーは常温に近い飲み物がおすすめです。

 

チェイサーの適量

チェイサーは、飲んだお酒と同じ量、もしくは2倍程度の量が適当とされています。

アルコール度数が高いお酒であればあるほどチェイサーの量を増やすことで、二日酔いを防いだり、胃腸を守ってくれます。

日本酒に関して言えば、日本酒2~3合の量に対し、300~500ml程度の水を飲むことが推奨されています。

ちなみに、日本酒を飲む時のチェイサーは「和らぎ水」と呼ばれます。

日本酒を造る時に使った仕込み水を和らぎ水にすると、とても相性が良いそうです。

 

水以外のチェイサー

チェイサーとして飲まれるのは水だけではありません。飲むお酒の種類によって、相性が良いとされているものがあります。

例えば、ウイスキーであれば、温かい麦茶や牛乳といった飲み物と相性が良く、ワインの場合はコンソメスープも相性が良いのだそうですよ。

 

世界のチェイサー事情

 

日本国内の居酒屋やバーで、チェイサーといえば水が出されるのが一般的です。

しかし、世界に目を向けてみると必ずしもそうではありません。

例えば、テキーラが良く飲まれているメキシコでは、チェイサーとしてビールが好まれています。

ただし、日本人は海外の人と比較するとアルコールに弱い体質の人がおよそ40%を占めます。

お酒のチェイサーをお酒にするのは、アルコールへの耐性に自信がある場合だけにしておいた方が良さそうですね。


チェイサーはお酒を楽しむためのお供


チェイサーには、悪酔いを防止するだけでなく、胃腸を守る、口の中をリフレッシュしてくれるなど、多くのメリットがあります。

お酒を楽しむための工夫であり、お酒を美味しく飲むためのお供ともいえるでしょう。

それでも二日酔いになってしまった…という時の対処法はこちらの記事で解説しています。

ぜひ読んでみて下さいね。

日本酒は二日酔いになりやすい?二日酔いになった時の対処法

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