日本酒は種類によって味が違う!違いを知って日本酒選びを楽しもう

ひと口に日本酒といっても、色々な種類があります。

  • どの種類の日本酒が自分の口にあうのかよくわからない!
  • 好みの日本酒の選び方がわからない…

という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本酒を6つに分けて、造りの違いや味の特徴を詳しく解説します。

自分の好みにあった日本酒選びの参考にしてくださいね!


日本酒の種類を知ろう


日本酒は、大きくわけて6つの種類に分類されます。

分類の仕方は、以下で決まります。

  • 醸造アルコールが添加されているかどうか(純米か本醸造か)
  • 原料である酒米がどれくらい磨かれているか(吟醸かそうでないか)

 

醸造アルコールの使用による分類

醸造アルコールとは、食用に用いられるアルコールのことです。

化学薬品ではなく、植物由来のもので、主にサトウキビを原料としています。

醸造アルコールが添加されている日本酒を「本醸造酒」と呼びます。

醸造アルコールが添加されていないものを「純米酒」と呼びます。

本醸造酒は、スッキリとした軽い口当たりが特徴。

それに対して純米酒は、よりお米の旨味を強く感じるのが特徴です。

 

精米歩合による分類

原料となっている米がどれくらい磨かれているか(精米歩合)でさらに細分化されます。

一般的には、米を磨けば磨くほど、雑味の無いクリアな味に仕上がると言われています。

精米歩合については、こちらの記事で詳しくご紹介しています!

日本酒の精米歩合とは?味を変化させる磨きを知ろう

 

下記に、6つの種類を表にしました。

醸造アルコール 精米歩合の規定
純米大吟醸酒 50%以下
純米吟醸酒 60%以下
純米酒 なし
大吟醸酒 50%以下
吟醸酒 60%以下
本醸造酒 70%以下

 


日本酒の種類による味の違いや飲みやすさ

 

次に、それぞれの味の違いについて詳しく解説していきます。

販売価格でいえば、一般的に以下のようなランク付けとなっています。

  1. 純米大吟醸
  2. 純米吟醸
  3. 純米酒
  4. 本醸造


それぞれの味わいの違いや香りなどの特徴をみていきましょう。

1.純米大吟醸酒


純米大吟醸酒とは、原材料を米・米麹・水だけとし、酒米の精米歩合が50%以下のものだけを使った日本酒のことです。

低い温度で時間をかけて発酵させる伝統的な吟醸造りによって造られており、雑味が少なく米本来の旨味を感じることができる銘柄が数多く存在しています。

また、吟醸造りによって発生する吟醸香は非常に華やかであり、みずみずしい果物の香りを連想させてくれます。

吟味された原料や精米歩合の高さから値段が高くなる傾向にあります。

しかし、その飲みやすさから日本酒を飲みなれていない人でも飲みやすく、贈り物などにも向いています。

飲み方としては、冷やしすぎない程度に冷やすか常温で頂くことで、その豊かな香りを最大限楽しむことができるでしょう。

具体的には、10度前後ほどに冷やす「花冷え」と呼ばれる飲み方がおすすめとされています。


2.純米吟醸


純米吟醸とは、前述した純米大吟醸と同じく原料に米と米麹、さらに水のみを使った日本酒を指します。

純米吟醸が純米大吟醸と異なるのは、その精米歩合です。

純米吟醸を作るために使われる酒米の精米歩合は60%以下となっており、純米大吟醸と比較すると約10%磨きを抑えた酒米を使っていることが分かるのです。

このことから、純米吟醸の日本酒は純米大吟醸と比較して米の旨味がより強く、中には米が本来持つ甘味を感じられる銘柄もあるようです。

香りについては吟醸造りが用いられているため、特徴的な吟醸香を放ちます。

純米大吟醸と同じく、冷たすぎない程度に冷やすか常温で頂くことで味のバランスの良さが引き立ちます。

そのため、さまざまな料理とのペアリングを楽しむことができるでしょう。


3.純米酒



純米酒とは、「純米」という名称が示す通り、米・米麹・水のみを使って造られた日本酒を指しています。

以前は、精米歩合が70%以下の酒米を用いて作られる日本酒と定義付けられていましたが、現在では精米歩合によっては定義付けされていません。

価格帯も、先に挙げた純米大吟醸や純米吟醸と比較してもリーズナブルであり、日常的に飲む日本酒としても購入しやすいという面があります。

味わいは米の味が強く濃淳であり、味が強い料理と合わせても風味が負けず、逆にさっぱりとした料理でも合わせやすいという特徴があります。


4.本醸造酒(吟醸酒・大吟醸酒)


本醸造酒とは、精米歩合が70%以下である米と米麹に加え、醸造アルコールや水を原料として作られている日本酒です。

精米歩合が60%以下のものが吟醸酒、50%以下のものが大吟醸酒と呼ばれます。

原料に醸造アルコールが用いられていることが最大の違いとなっています。

本醸造酒の製造に用いられる醸造アルコールは、おもに沖縄の名産品であるイネ科植物・サトウキビを原料とする純度の高いアルコールであり、合成で作られた科学的なアルコールではありません。

醸造アルコールが加えられることにより、本醸造酒の味わいはキレのある淡麗さが特徴であり、その清涼感から冷酒や燗酒など飲み方を問わず美味しく飲むことができる日本酒です。

甘口or辛口による日本酒の種類分け

飲みやすい日本酒は人それぞれですが、一般的にはフルーティーで香りがよく雑味の少ないもの飲みやすいとされています。

その中でも、飲みやすさを重視して日本酒を見つけるのであれば、日本酒度を基準にする方法もあります。

日本酒度とは日本酒の味わいにおける、いわゆる甘口/辛口を見分ける指標のひとつであり、数値がプラス方向に大きくなるほど辛口であり、マイナス方向に大きければ甘口であると判断することが可能です。

日本酒度は、日本酒のラベルに記載されていることがほとんどです。

店頭などで実物を見ながら購入できる場合は、ラベルを見て日本酒度をチェックしてみるのもよいでしょう。

種類の違いを知って、好みの日本酒を探そう

日本酒は、銘柄や造っている酒蔵によって非常に多くのバリエーションがあり、種類によって異なる味わいや香りを楽しむことができます。

料理やおつまみと合わせるペアリングもさまざまで、飲み方も一つではありません。

原料や製法、その日本酒の個性を知ることで自分の好みに応じた日本酒を探す手掛かりにしてみてくださいね。

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