北海道のおすすめ日本酒を紹介!「飲まさる酒」いくつ知ってますか?

北海道の日本酒を飲んだこと、ありますか?
北海道では、ついつい杯が進んでしまうほど美味しいお酒のことを「飲まさる酒」といいます。

「飲まさる酒」はどういうルーツをもち、どのような特徴があるのでしょうか。

そこで、北海道在住の利き酒師である筆者が、北海道の日本酒について詳しく解説します。

さらに、北海道の日本酒の辛口・甘口それぞれのおすすめを各3本ずつ、ご紹介しますね。

 北海道の日本酒の歴史と代表的な酒蔵

1869年(明治2年)、札幌に北海道開拓使が置かれてから、北海道に本州の杜氏が来道し、酒造りが始まりました。

1998年(平成10年)には、初の酒造り専用の米(酒造好適米)の「初雫」がデビュー。

現在では、「吟風(ぎんぷう)」、「彗星(すいせい)」、「きたしずく」という、酒米主要3銘柄中心の酒造りが行われてます。

また、現在北海道は、酒造会社で全14社、計16蔵を擁しています。

代表的なものでは、札幌市にあり「千歳鶴」が看板ブランドの「日本清酒」。

道内のお寿司屋さんなど、飲食店でよく出される「北の勝」を造る、根室市の「碓氷勝三郎商店」。

ニューフェイスとして、岐阜から移転してきた東川町の「三千櫻(みちざくら)酒造」があります。

北海道の日本酒の特徴

北海道の日本酒の特徴は、酒米です。

本州ではあまり聞いたことのない、珍しい酒米が使われています。

広大な北海道それぞれの地域の気候や酒造りにあわせ3つの酒米を中心に日本酒が醸されているのだそう。

  • 「吟風」
  • 「彗星」
  • 「きたしずく」

吟風(ぎんぷう)は、現在道内で最も多く造られている品種で、芳醇な味わいのお酒になります。

「彗星(すいせい)」は、タンパク質の量が少なく、淡麗なお酒ができあがります。

「きたしずく」は耐冷性に強く、安定的な生産ができ、やわらかい味わいのお酒に仕上がるのが特徴です。

北海道の日本酒・辛口おすすめ3選

それでは、北海道のおすすめのお酒をご紹介していきます。

まずは辛口からです。


「緑丘蔵(りょっきゅうぐら) 上川大雪 純米大吟醸」

上川大雪酒造は三重県から移転、2016年に新設され、帯広市と函館市にも酒造所を持つ蔵元です。
「緑丘蔵 上川大雪 純米大吟醸」は長期低温発酵で仕込まれ、華やかな香り。
バランスのよい上品な味わいの日本酒です。

蔵元

上川大雪酒造(上川町)

アルコール度数

16度

日本酒度

非公開

精米歩合

40%

原料米

北海道産米

おすすめの飲み方

よく冷やして

容量

720ml

税込価格

3,850円

 

純米 吟風国稀


国稀(くにまれ)酒造は、1882年(明治15年)創業。
日本最北の蔵元で、酒蔵や資料室の見学もできます。
「純米 吟風国稀」は純米酒のこくがあり、後口は爽やか。
中辛口の、淡麗でみずみずしい味わいです。 

蔵元

国稀酒造(増毛町)

アルコール度数

15度

日本酒度

非公開

精米歩合

65%

原料米

吟風

おすすめの飲み方

よく冷やして

容量

720ml

税込価格

1,257円

 

 

特別純米 まる田

 小林酒造は、1878年(明治10年)創業。

一万坪の敷地内にあるレンガや札幌軟石使用の蔵や記念館は公開されていて、一見の価値があります。

「特別純米 まる田」は米の旨味を大切にした仕上がりで、濃厚な味わいです。

 

蔵元

小林酒造(栗山町)

アルコール度数

16度

日本酒度

+5

精米歩合

50%

原料米

吟風

おすすめの飲み方

よく冷やして、お燗で

容量

720ml

税込価格

1,595円

 

北海道の日本酒・甘口おすすめ3選


続いて、北海道の「飲まさる酒」・甘口を3本ご紹介します。


「北の稲穂 スパークリング」

男山は、1887年(明治20年)創業。
本社ビルの2階・3階の資料館には昔の道具やVTR放映などがあり、酒造りを学べます。
「北の稲穂 スパークリング」は、超甘口。
爽やかな香りとフレッシュな味わいの、低アルコールスパークリング日本酒です。 

蔵元

男山(旭川市)

原料米

北海道産米

アルコール度数

7度

おすすめの飲み方

よく冷やして

日本酒度

非公開

容量

500ml

精米歩合

60%

税込価格

1,650円

国士無双 にごりもふ

高砂酒造は、1899年(明治32年)創業。

明治時代に建てられた酒蔵は直売店として利用され、味わいのある雰囲気を醸し出しています。

予約制の工場見学も、おすすめです。

「国士無双 にごりもふ」は、冬季限定販売で、なめらかな舌触り。

飲み口のよい、スッキリしたにごり酒です。

 

蔵元

高砂酒造(旭川市)

原料米

吟風

アルコール度数

14度

おすすめの飲み方

よく冷やして、ロックで

日本酒度

-25

精米歩合

60%

容量

720ml

税込価格

1,375円

カムイトノト

田中酒造も、1899年(明治32年)の創業。
本店と同じ小樽市内にある亀甲蔵(きっこうぐら)は製造所の見学ができ、ガラス越しに見える麹室や仕込みタンクの様子を間近に感じられます。
「カムイトノト」はアイヌ民族の伝統のお酒を復刻したもの。
「カムイ」はアイヌ語で「神」、「トノト」は「酒」という意味です。
ボトルのデザインも、アイヌ民族の着物の文様がイメージされています。
ほどよい酸味と心地よい甘味のある、どぶろくに似た甘口のお酒です。

蔵元

田中酒造(小樽市)

原料米

ひえ、米麹

アルコール度数

10度

おすすめの飲み方

よく冷やして、ロックで

日本酒度

非公開

容量

300ml

精米歩合

非公開

税込価格

1,100円

 

北海道の日本酒はおいしい!見かけたらぜひ飲んでみよう!

北海道の日本酒の特徴は、それぞれの地域の気候や酒造りにあわせて、ベストの酒米が選ばれているというところです。

酒米は「吟風」「彗星」「きたしずく」が多く、それぞれに味に特徴があります。

北海道の日本酒「飲まさる酒」を選ぶとき、ぜひご参考ください。

お米の種類別の飲みくらべというのも面白く、おすすめです。

ぜひ参考にしてくださいね。

タグ: コラム