【日本酒の賞味期限】開栓前・開栓後で違う「美味しく飲める期間」とは

日本酒を飲む時、「これ、まだ飲めるのかな?と不安になったことはありませんか?

  • 日本酒に賞味期限はあるの?
  • 開栓前と開栓後で賞味期限に違いはある?

日本酒は口に入れるものですから、賞味期限を気にする人は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、日本酒を安心して美味しく飲みたい人のために、日本酒の賞味期限について解説します。

この記事を読めば、美味しく飲める期間を逃すことなく、日本酒を堪能できますよ。

こちらのYouTubeも分かりやすかったです。

日本酒に賞味期限はある?

実は日本酒には明確な賞味期限はありません。日本酒はアルコールを含んでいて殺菌力が強いため、腐食しないからです。
製造年月日から数十年が経過した日本酒でも、味の変化はあれど腐って体に害を及ぼすことはありません。そのため、日本酒には賞味期限の表示が義務付けられていないのです。
その代わり、日本酒を容器に詰めた日を「製造年月日」として表示することが義務付けられていました。しかしこちらについても、2023年1月から表示義務が無くなり、任意となりました。

さらに、これまで「製造年月日」は「瓶詰された日」でしたが、2023年1月からは、「商品化された日」に変更されています。

  

美味しく飲める期間はどのくらい?

日本酒には賞味期限がないとはいえ、数年後も作りたての味わいがずっと保たれるわけではありません。開栓前であっても、時間が経つと味わいに変化が現れます。

日本酒は製造年月を目安に、大体の美味しく飲める期間を知ることが可能です。

未開栓の場合

未開栓の場合、加熱処理(火入れ)の回数によって美味しく飲める期間が少し違います。

  1. 加熱処理2回:製造年月日から1年程度
  2. 加熱処理0~1回:製造年月日から約9か月

一般的な日本酒は、加熱処理(火入れ)が2回行われます。この場合、製造年月日から1年程度は、瓶詰された時と味の変化をほとんど感じることなく美味しく飲めるでしょう。

一方、ラベルに「生酒」「生詰」「生貯蔵」と書かれた日本酒は、加熱処理していない、または1回のみのものです。この場合には、製造年月日から9か月以内に飲むのがおすすめです。

開栓済の場合

開栓済みの日本酒の場合は、加熱処理しているしていないにかかわらず、約2週間を目安に早めに飲み切ってしまいましょう。一度開栓すると熟成が進みやすくなり、味わいが変化するスピードが速いからです。

「熟成」させるという楽しみ方も

美味しく飲める期間が約9か月~1年というのはあくまで目安です。日本酒の中には、ワインと同じで熟成させることで味に深みが出るものもあります。
ここで言う「美味しい」とは、「瓶詰された時の味わいをそのまま保っている」という意味です。あえて1年以上熟成させてみることで、新たな美味しさと出会える可能性もあります。

古くなって風味の落ちた日本酒の見分け方は?

では、古くなった日本酒や風味の落ちた日本酒はどのように見分けたらよいのでしょうか。
日本酒の香りや色・味わいの3点に着目すると、古くなったか・風味が落ちたかを見分けるヒントになります。

香りに変化があるか?

開栓前の日本酒であれば大丈夫かとは思われますが、もし日本酒から異臭がする場合は飲むのを控えるようにしましょう。
特に、開栓後の日本酒は、空気と触れ合って酸化が進んでいる場合があるため注意が必要です。酸化が進むと、酸っぱい香りがするようになります。飲んでも基本的に健康に問題はありませんが、香りが変化すれば味わいも変化しているの可能性が高いです。

色は変わっていないか?

年月が経ってしまった日本酒は、黄色や茶色に色が変わっていきます。濃い黄色や濃い茶色に変化していたら、元の味わいとは大きく異なっていると思って間違いありません。

味に苦味や酸味が出ていないか?

香りや色に変化があった日本酒を飲んでも害はありませんが、飲んだ時に苦みや酸味を強く感じる場合には、飲み頃を逃した可能性が高いです。
日本酒は嗜好品のため、好みは人それぞれ違います。香りや味が自分好みではないと思ったら、日本酒風呂に使うという手もありますよ。

日本酒風呂の詳しいやり方はこちらの記事で紹介しています。
日本酒風呂のやり方。温度や量は?デメリットも知ろう!

 

日本酒の適切な保存方法とは?

日本酒は9か月~1年間は美味しく飲めることがわかりましたが、その間はどのように保存するのが適切なのでしょうか。

日本酒を保存する時に気を付けるポイントは2点です。

  1. 日光に当たらないところで保存する
  2. 高温にならない冷暗所で保存する

日本酒は紫外線と高温が苦手です。紫外線を浴びたり高温の場所に放置すると、すぐに味や香りが変化します。

一番いいのは、セラーでの保管です。セラーで保管すれば、味や香りの劣化を最小限に抑えながら長期間保存することが可能です。

日本酒のセラーが気になるという方には、こちらの記事がおすすめです。
【日本酒セラー】マイナス5度が良い理由とは。おすすめのセラーもご紹介

セラーを買うまでもないけれども、いい保存状態で日本酒を保管したいという場合には、日本酒の瓶を新聞紙でくるみ、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

特に、「生酒」「生詰」「生貯蔵」の場合、開栓前であっても冷蔵庫で保管した方が味の変化は少ないでしょう。


正しく保管して美味しく飲もう

この記事では、日本酒の賞味期限や美味しく飲める期間についてご紹介しました。

  • 日本酒に賞味期限はない(腐食しない)
  • 開栓前は、火入れ2回なら約1年、火入れ0または1回なら約9か月は美味しく飲める
  • 開栓後は2週間程度で飲みきるのがおすすめ
  • 長期保存する場合には、日が当たらない、高温にならない場所で保管すること
  • 一番良いのはセラーだか、無い場合には新聞紙に包んで冷蔵庫保管がおすすめ

日本酒に賞味期限はありませんが、製造年月日によって美味しく飲める期間はある目安があります。
適切に保管し、美味しく飲める時期を逃さずに日本酒を堪能してくださいね。

タグ: コラム

色々な日本酒取り揃えています