日本酒はアルコール度数が高く二日酔いしやすいというイメージが強いかもしれませんね。
そのため、日本酒を敬遠している人も多いのではないでしょうか。
そこでこのコラムでは、日本酒のアルコール度数や他のお酒との比較、酔いにくい飲み方をご紹介します。
日本酒のアルコール度数
日本酒の度数は、酒税法により22度未満と決められています。
実際には20度を超えるものは少なく、15〜16度のものがほとんどです。それでも、ビールやチューハイと比べると高めと言えます。
しかし最近では、飲みやすさを追求した度数の低い日本酒も増えてきました。度数が低いものは、口あたりが軽く飲みやすいため、日本酒初心者におすすめです。
他アルコールとの比較
日本酒と他のお酒のアルコールについて、目安となる度数をまとめました。
お酒の種類 |
アルコール度数(度) |
日本酒 |
15~16 |
ビール |
5~6 |
マッコリ |
6 |
チューハイ |
3~9 |
ワイン |
10~15 |
紹興酒 |
16 |
焼酎 |
20~25 |
泡盛 |
25~30 |
ウイスキー・テキーラ・ブランデー |
40 |
※数値は目安です
深酔いしない飲み方
1.和らぎ水を飲む
和らぎ水(やわらぎみず)とは、日本酒を飲んでいる時に飲む水のこと。洋酒でいう、チェイサーと同じものです。
日本酒と一緒に和らぎ水を飲むと、たくさんのメリットがあるのでご紹介します。
①二日酔いを予防する
飲み過ぎは二日酔いの原因になります。
和らぎ水を合間に飲むことで、体内のアルコール濃度を下げ、二日酔いを防ぐ効果が期待できます。飲んだ日本酒の量と同じ量の和らぎ水を飲むのがおすすめです。
②脱水症状を防止する
深酒で怖いのが、脱水症状です。アルコールには強い利尿作用があり、水分が体の外に排出されやすくなります。
和らぎ水を飲むと体内の水分量が増え水分バランスが整うため、脱水症状を予防できます。
③味覚をフレッシュに保つ
和らぎ水を飲むと口の中がスッキリとリフレッシュします。
次のお酒を飲む時にも、本来の味や香りをより楽しめます。ぜひ、試してみてください。
④胃への負担を軽減する
和らぎ水は胃への負担を軽減してくれます。
飲んだ翌日はいつも胃が重いという方は、積極的に飲むことをお勧めします。
2.食事と一緒に「食中酒」を飲む
日本酒には、食事の前に飲む「食前酒」として美味しいものと、食事と一緒に味わう「食中酒」があります。
食前酒として適したものは、香り高くフルーティーな甘みのあるもの。一方、食中酒は香りが穏やかで甘すぎないものが多いです。
料理と一緒に日本酒を飲むと、胃への吸収が穏やかになるので、深酒しにくくなります。
「日本酒を飲むと深酔いしてしまう」という人は、食中酒を選び、食事と一緒にゆっくりと楽しむのがおすすめです。
まとめ
このコラムでは、日本酒のアルコール度数や他のお酒との度数比較、深酔いしない飲み方をご紹介しました。
日本酒はビールやチューハイと比べると、度数は高めではあるので、飲み過ぎると翌日にお酒が残り、後悔することも…。
そうならないためにも、和らぎ水を積極的に飲むのがおすすめ。
二日酔いや脱水症状を予防するだけでなく、味覚をフレッシュにする効果もあります。
また、食事と合わせて美味しい「食中酒」を選ぶのがおすすめです。ぜひ一試してみてくださいね。